備忘録

昨日もよるごはん食べたでしょ

Milk inside a bag of milk inside a bag of milk / Milk outside a bag of milk outside a bag of milk

 ずっとやりたかったゲームがついに日本語に翻訳されたので、プレイしました。

・Milk inside a bag of milk inside a bag of milk

・Milk outside a bag of milk outside a bag of milk

 の二作です。insideの方が前日譚で、outsideの方が本編という感じでいい……んですかね?たぶんいいとおもう。

 

 まず、前日譚の感想から。

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 このゲームは、ほんの2,30分あればクリア出来ると思います。値段も100円でリーズナブルなので、気軽に出来ちゃう!MILKちゃんに見下される瞬間!いいゾ^~コレ

 

行こう!

 どういうゲームかと言えば、情緒不安定な女の子のイマジナリーフレンドとなり牛乳を買いに行くミッションの手伝いをするだけ! ね? 簡単でしょ?
 実際、めちゃくちゃ簡単でござる。オワタ式で、選択肢を間違うと「次のお前になんとかしてもらうわ…」と存在を抹消されます。
 なんとかMILKちゃんの機嫌をとりながら牛乳を買って家に帰ります。帰ったらゲームクリアです。お母さんに出迎えられて……END!
 短いゲームですが、ゲーム内の設定に没入出来るシステムもあって面白かったです。本当に自分がMILKちゃんのイマジナリーフレンドとして彼女を助けたかのような気分になりました。続編であるoutsideが気になっているなら正直一作目からプレイしないという選択肢はないと思いますし、是非プレイしてほしいです。
 常に赤い画面なので雰囲気もばっちりですよ! 惜しむらくは画面が荒すぎて、何が何やらなシーンがあること。まぁこういうゲームに興味を持つ人は脳内補完とか全然出来る人だと思うので……大丈夫だと思います!

 

 O!

 

 次は続編の「Milk outside a bag of milk outside a bag of milk」。

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 続編は前作から一転して画面も綺麗になり何より、serial experiments lainを思い出させるようなアニメーションが入っていてびっくり。

 オープニングのアニメーションで客観的に前作のおさらいをしてくれるのがありがたかったです。より前作への理解が深まるのがいいですね……。
 内容は、前作から引き続きMILKちゃんをイマジナリーフレンドとして助けていきます。MILKちゃんに蛍を探してほしいと頼まれるので、ポイントクリックゲーをします。その中で、少しずつ彼女の傷に触れますが、だからと言って何があるわけでもありません。まぁウチ、イマジナリーフレンドやから……。
 実績をコンプリートした今でも、話の全貌はよく分かってません。心に深い傷を負った女の子の日常をたった一日垣間見る、そういうゲームだった気がします。ただ、前作よりも格段に意味が散りばめられた文章を読みながら、雰囲気を楽しみました。何かが劇的に変わるストーリーでもないので。

 

 考察なんかはちっとも得意ではないので、断片的な感想を。 

この文章がいちばん好きです。

 眠りに落ちる前の数分間って、めちゃくちゃ気持ち良いのですごくよくわかるなぁ!と思いました。(小学生並の感想) ウトウトして、ハッとして、またウトウトして……あの瞬間の良さをこういう文章に出来るのは素晴らしいです。翻訳のセンスも、このゲームの素敵なところだと感じています。

いちばん好きなEND

 このエンディングはかなりかわいいので好きです。どうしてこんな夢を見たのかな?どんな顔で外に行けばいいのか分からなかったのかもしれない。どんな顔をして生きていけばいいのかってたまに考えますよね。あ、今この顔であってるか?!場違いな顔をしていないか!?とかたまに会話中考えるやつ。
 MILKちゃんはきっと人一倍そういうことを考えているだろうし。

 

かわいいすき

 MILKちゃん かわいい 好き好き
 このゲームは、とても強い退廃的デザインを楽しむゲームなんだとおもう。雰囲気のあるムービーやアニメーションも、難解なシナリオもプレイヤーの気持ちをぶち上げることはまずない(個人的見解)のですが、それでもプレイしきってしまう不思議な魅力があるというか。まさにインディーズゲームというか。刺さる人には刺さるゲームだったなと。好きな人はとても好きだと思うので、ぜひプレイしてほしいです。

 

 まずは、牛乳を買いに行くところから。