備忘録

昨日もよるごはん食べたでしょ

NEEDY GIRL OVERDOSE

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 全エンディング回収したので感想を書いていきたいです! どういうゲームかというと、ちょっと、いや、か~な~り気難しい女の子を「ぴ」として人気動画配信者になんとかひいひい言いながら育てあげる育成シミュレーションゲームです!! ぴなのでヤりたい放題やぞ! いや本当に!
 一周目はヤりすぎたぴです。

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モンスターの末路

 攻略としては一部のエンディングを除いてそれぞれの項目をきちんと理解していればさほど難しいものじゃなかったです。あれしてこれしてときっちりスケジュール管理する必要はない。行き詰まって適当にやってたら突然知らないルートに放り出された時のワクワク感はプライスレスだと感じたので、ぜひ自分の手でプレイしてみてくれ! 

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深夜に突然このルートに入ってじょばじょば

 ぶっちゃけ手放しにハッピーエンドというものはないし、そもそもあめちゃんはぴであるプレイヤーのことを本当に好きなのかどうか分からないからどんなエンディング見ても「そう…」という気持ちだったけれど、このゲームは別に「ギャルゲー」ではないからそれでいいんだろうな。女の子と恋愛するゲームというかどちらかというとホラーゲームとかなんかもうその変だと思う。カテゴリは。
 あめちゃんや超てんちゃんに萌える人も確かにいるんだろうけど、個人的には周回中にいちいちラインの返事をスタンプ連打する行為やめんどくさいステータス管理に疲れ果て、最終的には「こいつに勝つ!」という気持ちでプレイしていた気がする。まあゲームの内容的に「疲れ」はきっと正しい。
 そしてその果てに、最後の最後に、私は何かとんでもないことをされた気がする。あめちゃんって女は本当に恐ろしい女なんだよ。みんなもやってみてね。
「俺があめちゃんを壊す」じゃないんだ。調子のんな。

 

 あんまりたくさんネタバレするのもなあ、と思ったので、一つのエンディングについて思ったことをつらつら書いてみようと思います。未プレイのひとは戻ろう!

 

 

 

 INTERNET OVERDOSE

 (用法容量を守って正しくインターネット)    

 

 このエンディングは私がインターネットにどっぷりの人間だからこそ身近に感じて怖かった。ネットリンチされるのも、ネットリンチに参加するのも、思ったより遠い場所の話じゃないのかもしれないと思い知らされる内容でゾッとした。

 明日は私が被害者かもしれないし、加害者かもしれないし、あなたが被害者かもしれないし、加害者かもしれない。ひょっとするとすでにもう加害者かもね。そんなことを考えてしまった。このエンディングは演出も凝っていて余計にしんどかった。

 結局このゲームはなんなんだろうなって考えたけれど、インターネットを愛するあまり、インターネットについて知りすぎた作者が作ったインターネットへのヘドロのような愛がこもった呪物かもなあ。

 インターネットは顔が見えない関わりで気楽だけどだから同時に善悪の見極めが甘くなる、ある意味劇薬なんだ。ひょっとするとあめちゃんが頼ってたれいんぼ~なお薬なんかよりよっぽど中毒性が高くて、危険なのかもしれないよね。みたいな。

 

 

 素敵なゲームでしたね。

 

 

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